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「川之江先輩塾」

 

発足の経緯

平成の大合併による四国中央市の誕生の中で「川之江市」がなくなって10年以上経過した今、「川之江」という名をいただく川之江高校に故郷を実感し、その活躍を強く望んでおられる卒業生の有志の皆様が、川之江高校の生徒をはじめ、川之江で学ぶ若い世代を応援しようと、2015年11月に「川之江先輩塾」を立ち上げられました。

参加人(敬称略)

 真鍋 久  (昭和43年卒業・淑徳大学看護栄養学部栄養学科教授)

 川上 養一 (昭和54年卒業・京都大学工学研究科教授)

 西山 里利 (昭和59年卒業・目白大学人間学部専任講師)

 宇田川 潤 (昭和61年卒業・滋賀医科大学医学部教授)

 吉田 広  (昭和61年卒業・愛媛大学ミュージアム准教授)

 宇田 哲也 (平成2年卒業・京都大学工学研究科教授)

 木村 弥生 (平成5年卒業・横浜市立大学先端医科学研究センター(プロテオミクス)准教授) 

 松本 美香 (平成6年卒業・高知大学農学部専任講師)

 石川 史太郎(平成7年卒業・愛媛大学理工学研究科准教授)

 石村 大輔 (平成15年卒業・首都大学東京都市環境学部助教)

 

活動内容

現在大学等の教育研究期間に籍を置く卒業生として、中学生には学術研究の一端を紹介し、学ぶことの楽しさを伝え、高校生には自らの経験を踏まえ、卒業後の多様な方向を選び挑戦していく際の一助となるようにと、次のような活動を川之江高校でしてくださいます。

○ 市内中学生対象の、科学(自然科学と人文社会科学)のおもしろさを知る体験ならびに講演等

○ 川之江高校生対象の、研究について講演と懇談等

なお、先輩塾の活動に賛同する多くの卒業生の皆様により、活動内容を多様な形に発展させていく予定です。

 

平成28年度の活動(予定)

1 本校進学希望の中学3年生と保護者を対象とした「川高いきいきオープンスクール」(8月2日火曜日)での「川之江先輩塾」(4講座)

講座記号 タイトル 担当者・内容
虹を作る

京都大学工学研究科教授・川上養一先生

厚紙で分光器を工作します。太陽や蛍光灯、モニターを見てみると?

土器の模様を写し取ろう

愛媛大学ミュージアム准教授・吉田広先生

昔の土器に刻まれた模様を「拓本」という方法で写し取ってみよう!

すごい金属材料

京都大学工学研究科教授・宇田哲也先生

ぐにゃぐにゃにしてもお湯に入れると元に戻るバネ、切れない針金!?

電気で遊ぶ

愛媛大学理工学研究科准教授・石川史太郎先生

空中で光るLEDの工作、黒板から聞こえる音、切れてるのに聞こえるイヤホン!?

 当日の様子については、 こちら を御覧ください。

 

2 本校生を対象とした「川之江先輩塾デー」(8月12日金曜日)  

当日の様子については、 こちら を御覧ください。

講座

講座番号 テーマ 担当者・内容
子どもの摂食機能の発達とその援助

目白大学人間学部子ども学科・西山里利先生

哺乳期から離乳期にかけての子どもの発達的特徴をふまえて、食に関する具体的な介助方法を解説します。

心臓の構造・機能と病気について

滋賀医科大学医学部・宇田川潤先生

ヒトの心臓の構造や機能を概説し、聴診器やDVDを使用して正常及び異常心音を聞いてもらったり、心電図やエックス線写真を読みながら心臓の病気について考えていきます。

青銅器研究最前線

愛媛大学ミュージアム・吉田広先生

青銅という貴重な金属を、弥生時代の人々はどのように使ったのか。現代とは異なるものの見方に、時を超えた異文化理解を深めてみましょう。

アメリカ研究生活とベンチャー

京都大学工学研究科・宇田哲也先生

新しい燃料電池の研究開発の紹介を交えて、アメリカと日本の研究環境の違いを紹介します。また、グローバルな生き方に何が必要かも一緒に考えたいと思います。

複雑な生命現象を制御するタンパク質

横浜市立大学先端医科学研究センター・木村弥生先生

DNAに刻まれた遺伝子という設計図に基づいて合成されたタンパク質が、どのようにして生命現象を厳密にコントロールしているのか、そのメカニズムについてお話します。

森林は恵みか脅威か?

高知大学農学部・松本美香先生

私たちの生活圏のそこここに見られる森林は緑のダムとも称されますが、山地災害の原因とも言われることがあります。私たちにとって森林は恵みなのか脅威なのか?そんな疑問に向き合ってみましょう。

半導体の歴史

愛媛大学理工学研究科。石川史太郎先生

これまでの高度情報社会の発展を支えてきた半導体の歴史と近年の動向について考えます。

日本列島の地形を読み解いてみよう

首都大学東京都市環境学部・石村大輔先生

日本列島の立体図(青赤メガネを用いて3Dで見る)を用いて、列島規模の地形配列を説明します。さらには日本列島の地質と地形の発達について理解を深めてもらいます。

 

講座

講座記号 テーマ 担当者・内容
患児の看護と保育

目白大学人間学部子ども学科・西山里利先生

病院で闘病生活を送っている子どもの看護と保育について解説すると共に、CLS(Child Life Speciarist)、HPS(Hospital Play Specialist)の役割を紹介します。

呼吸器系のしくみと病気について

滋賀医科大学医学部・宇田川潤先生

気管支や肺などの呼吸器系のしくみを概説します。また、聴診器やDVDを使用して正常あるいは異常呼吸音を聞いてもらいながら呼吸器系の病気について理解を深めます。さらに、エックス線写真の読影にも挑戦してもらいます。

神話と考古学

愛媛大学ミュージアム・吉田広先生

『古事記』に記された黄泉国探訪の神話には、古墳での葬儀の様子が反映されています。考古学から古典を紐解いてみましょう。

レアメタルはレアではない?

京都大学工学研究科・宇田哲也先生

レアメタルは、資源存在量の少ない金属かと思いきや、必ずしもそうではありません。作るのが大変なメタルもレアメタルと言います。古くは、アルミもレアメタルでした。そうしたレアメタルの過去と現在を紹介します。

新しいタンパク質解析技術が開拓する未来

横浜市立大学先端医科学研究センター・木村弥生先生

タンパク質の異常が疾患の原因となることも多い。一度に数千種類以上のタンパク質を調査できる新たな解析技術を用いて、疾患にかかわるタンパク質を網羅的に探索する研究についてご紹介します。

森林と野生生物

高知大学農学部・松本美香先生

今年はツキノワグマによる被害がニュースに上ることが多いですが、森林は野生生物により非常に深刻な被害を受けており、その影響は既に私たちの生活にも及んでいます。現状を知り、その背景にあるものを考えてみましょう。

半導体研究〜川高を卒業してから

愛媛大学理工学研究科。石川史太郎先生

北海道大学で博士課程を修了し、ドイツ国立研究所で3年、阪大で6年助教、今愛媛大学で4年目准教授となりました。一貫して半導体研究を行ってきましたが、折々感じたことを振り返りながらお話させて頂ければと思います。

2011年東北地方太平洋沖地震と2016年熊本地震から学ぶ地震災害

首都大学東京都市環境学部・石村大輔先生

近年、発生した2種類の地震災害を例に海溝型地震と内陸型地震について説明する。加えて、将来起こりうる地震について川之江を中心にして考えます。

講座の後には、懇談会が行われました。