校長室より 校長 大西 俊一

令和2年4月1日付で川之江高等学校の校長に着任いたしました大西俊一と申します。どうぞよろしくお願いいたします。川之江は私の父が少年期までを過ごした大西のルーツの町ですし、平成25、26年度には定時制課程の教頭を務めたこともあり、とても愛着を感じています。

創立112年を迎える県内有数の伝統校の校長として、誇りと責任感を持って努めてまいります。


令和2年5月21日 学校の完全再開について(学校長より第一報)

   知事の会見、報道等のとおり、週明け25日(月)から学校の完全再開が決定されました。

   また、部活動についても完全再開に合わせて解禁となります。ただし、3密環境を伴う活動や練習試合等は1か月程度見合わせ、状況を確認しながら段階的に活動制限が緩和されるとのことです。

   大きな前進ですが、川高が再びたくさんの声に包まれ、活気にあふれた日常を真に取り戻すために、完全再開後も下記の3点の徹底をお願いします。

 【3つの感染リスク管理を徹底】

    〇 換気の悪い密閉空間にしないための換気の徹底(密閉)

    〇 多くの人が手の届く距離に集まらないための配慮(密集)

    〇 近距離での会話や大声での発声を控える(密接)

   4月17日に臨時休業について生徒の皆さんに放送で呼び掛けた時に、苦言を呈した内容を覚えていますか。「校長室より」に記事が残っていますので確認してください。

 

令和2年5月1日 休校中の生徒の皆さんに読んでもらいたもの(Part2)

 臨時休校となって2週間が経過し、月が替わって早5月になりました。

 学校再開が5月11日に延期され、今後、国の方針によってはさらに変更する場合もあるということですので、愛媛県が発信する正確な情報(愛媛県庁のホームページに掲載されています)を定期的に確認し、それに基づいた冷静な対応をお願いします。また、今年のゴールデンウィークは、例年とは異なる過ごし方が求められます。不要不急の外出を自粛し、感染予防に最大の注意を払いながら、学校再開・部活動再開に備えてそれぞれが今できることに精一杯取り組んでください。

 こういう時だからこそ、何かに苛立ったり、誰かを責めたりするのではなく、高校生として、対応力と逆境に屈しない力(レジリエンス)を鍛えてほしいと願います。

 さて、先日、松山盲学校の二人の生徒の全国大会出場時の弁論を読んでもらったところですが、今日もさらに二つの弁論をここに紹介します。今回は社会人経験のある生徒で、在学当時は皆さんの保護者の年代だった冨永広幸さんと森島春義さんです。現在の年齢は私と2歳違いというお二人ですが、本校ホームページへの掲載を依頼すると、「是非どうぞ!お役に立てるなら願ったり叶ったりです。」と快諾してくださいました。

 いずれの弁論も実体験から紡ぎ出されたリアルな言葉で語られています。生徒の皆さんだけでなく是非、保護者の方にも紹介してもらって、感じたこと、考えたことを御家庭で話し合っていただければと思います。

   3.平成24年度全国盲学校弁論大会岡山大会 最優秀賞 「私と家族」 松山盲学校高等部保健理療科2年 冨永広幸 (PDFファイル)

    (『全国盲学校弁論大会 第二集 五二話「生きるということ―伝えたい想いがここにある―」に掲載』)

   4.平成19年度全国盲学校弁論大会広島大会 優秀賞 「神様からの贈り物」 松山盲学校高等部保健理療科1年 森島春義 (PDFファイル)

    (『全国盲学校弁論大会弁論 四七話「生きるということ―鎖の輪が広がる―」に掲載』)

 

令和2年4月28日 休校中の生徒の皆さんに読んでもらいたいもの

  臨時休校となって約一週間が経過しました。全国高等学校総合体育大会の中止というただならぬニュースを報道で知ることになった生徒の皆さん、特に最後の大舞台としてそのステージを真剣に目指していた3年生の心情を考えると、私自身も胸が張り裂ける思いです。愛媛県高等学校体育連盟は、県総体実施の可能性をぎりぎりまで模索してくださっていますので、どうかあきらめることなく、体調管理と自宅でできるトレーニングを続け、部活動の再開に備えてください。

 さて、学習面ですが、先生方の作成した授業動画は視聴しているでしょうか。休校に入ってわずかな期間で多くの内容を準備してくださいました。先生方の何とかして皆さんの学習を支えたいという気持ちと機動力に感謝しています。視聴できる環境にある人は、ぜひ自分の家庭学習のプラスになるよう役立ててください。

 校長として私からは、「動画」ではありませんが「文章」を配信することで、皆さんの思考を引き出したいと考えます。私はこの3月末までの3年間、県内唯一の視覚障がい児(者)対象の特別支援学校である松山盲学校に勤務しました。それまで高校数学が専門で視覚障がい教育経験のない新任校長の私が、着任一か月で「盲学校の使命・存在意義」を強く実感することとなった行事が、校内弁論大会です。生徒たちのすべての弁論が私の胸に突き刺さる内容でした。その中から、三好里奈さん(現在国際基督教大学1年生)と松浦佑美さん(現在松山盲学校高等部保健理療科2年生)に、全国大会に出場した際の弁論を本校ホームページに掲載することを依頼したところ、快諾していただいたのでここに紹介します。

 彼女たちが決して平坦な道のりではない日々を懸命に生きる中で、本気で考え、発信していることをどうかしっかり読み取ってください。それによって、私がこれまで皆さんに伝えてきたことを真に理解してもらえるものと確信しています。

1.  平成27年度 全国盲学校弁論大会浜松大会 優秀賞 「大切」 松山盲学校中学部2年 三好里奈(PDFファイル)

 (『全国盲学校弁論大会 第二集 五二話「生きるということ―伝えたい想いがここにある―」に掲載』

2.平成29年度 全国盲学校弁論大会広島大会 優秀賞 「伝えたいこと」 松山盲学校高等部普通科2年 松浦佑美(PDFファイル)


令和2年4月17日 臨時休校についての生徒への呼びかけ(放送)

大切な話なので、本当は全校生徒を前に、どういう姿勢、どういう態度で聞いてくれているのか、その反応も確認しながら伝えたいのですが、日本の世界の緊急事態ですので、放送で連絡します。

始業式・入学式から今日でちょうど10日が経過しました。その間の生徒の皆さんの学校生活を見ながら、少し残念に思う場面がいくつかありました。

それは、休み時間の「大声や奇声」、上品さを感じない「高笑い」です。

高校生にもなって、集団生活のマナーをわきまえていない!感染防止という意識が低すぎる! と、正直悲しく感じています。

日本は、医療機関の方々の懸命な努力によって、欧米諸国の万単位の死者数に比べて、180人弱と少ないのですが、皆さんも知っているとおり、「志村けん」さんが、この感染症によって亡くなりました。決して浮かれている場合じゃない状況です。

報道でも、「若い世代の緊張感が低い」と指摘されています。自分たちは大丈夫かもしれないけど、自分たちが感染源になって、高齢者や喘息などの既往症のある方々の命を奪っているかもしれないという認識に欠けています。

物事の本質を見失わない「正しい、受け止め方」で真剣に聞いてください。

 

昨日、「緊急事態宣言」の対象地域が全47都道府県に拡大されたことを受けて、先ほど県知事・県教育委員会から、愛媛県の全県立学校を4月20日(月)~5月6日(水)の期間、臨時休校とするという連絡を受けました。

 愛媛県における感染状況は、愛南町、松山市で市中感染の可能性が疑われる「感染経路不明」の感染者が確認されたものの大きく拡大している状況にはありません。しかしながら、すでに緊急事態宣言が出ている13都道府県から地方への拡散傾向が懸念され、大型連休中を含めた人の移動を全国一斉に迎える必要があると判断されての措置です。

生徒の皆さんは、慌てることなく、冷静に受け止め、今まで以上に緊張感を持って感染予防対策に取り組んでください。

始業式以来、繰り返し話していることですが、「正しく恐れる」というスタンスで、冷静にこの事態を乗り切りましょう!

 

 臨時休校中の生活については、それぞれ各ホームルームで注意点の確認や学習課題など詳しく説明してもらいますので、緊張感を持ってこの6限目に臨んでください。

心を一つにして、通常の学校生活を一日も早く取り戻しましょう!

 

 

令和2年4月9日 全日制対面式(放送)

 皆さん おはようございます

 昨日同様、放送を通しての対面式ということで、新入生、在校生のお互いの顔が見えるという場面設定ではないのですが、それぞれの教室で、「生徒会長の歓迎の言葉」と「新入生代表のあいさつ」を聞きながら、心で対面してくれたらと思います。

 報道もありましたが、残念ながら県内初の高校生の感染が確認され、部活動内での感染の可能性が高いということで、昨日から再度部活動の中止が要請されました。

 「密閉」「密集」「密接」の3つの「密」を避けて、衛生管理を徹底しながら、ほぼ通常の学校生活に戻りつつあったのですが、2週間程度の間、警戒レベルを上げての学校生活になります。

 新入生と2,3年生が部活動や行事でごく自然に交流ができる環境を1日も早く取り戻したいところですが、それが叶うまで、目でほほ笑んであいさつを交わし、温かい心の交流に努めてほしいと思います。


 

令和2年4月8日 令和2年度 入学式(全日制)式辞

 満開の桜の木々にも若葉が少しずつ芽吹き始め、春色が日ごとに変わる今日の佳き日、御来賓並びに保護者の皆さまの御臨席を賜り、令和2年度愛媛県立川之江高等学校全日制課程入学式が挙行できますことは、この上ない喜びであり、深く感謝申し上げます。

 ただ今、入学を許可いたしました、180名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員、在校生一同、皆さんを心から歓迎します。

 本来であれば、東京2020オリンピック・パラリンピックを目前に控え、日本中が盛り上がっているはずだった2020年ですが、新型コロナウィルスの全世界での爆発的な感染拡大によって、1年延期されるという事態となりました。また、国内、特に大都市圏の感染拡大もあり、昨年度末の全国一斉臨時休校以降も学校教育に大きな影響を及ぼしています。

 幸い、四国中央市では感染者が確認されていないのですが、ここ数日においても愛媛県東予、中予、南予で新たな感染者が確認され、学校再開、新年度のスタートも順調とは言えない状況にあります。

 新入生の皆さんは、中学3年間の総まとめの時期に臨時休校となり、高校入試直前の不安は小さくなかったのではないでしょうか。

 21世紀は、「予測が困難な時代」「答えのない時代」などと言われますが、これからの時代を生きる皆さんには、自分の頭でよく考え、判断し、表現する、実行する力が求められます。今回のような異例の事態をも乗り切る「対応力・応用力」が望まれます。

 臨時休校となってから昨日までの約1カ月の自宅学習が充実していたかどうか? 正直に自己採点してみてください。

「しっかり自己管理ができて1人でも頑張れた」

「一人だとついつい甘えがでてしまった」

 15歳当時の私なら間違いなく後者です。おそらく皆さんの多くが反省点があったと気付いていると推察します。その気付きを忘れず、川之江高校生となった今日から、仲間と共に、勉強はもちろん、部活動や学校行事、その他あらゆることに「本気」で取り組んでください。

 「思いは実現する」と言われます。これには、マイナスな思いやネガティブな考えも、その通りになってしまうという意味も含みます。ならば、ポジティブに良い思いを抱きながら生きた方が良いに決まっています。「こうしたい」「こうありたい」とただ漠然と「願う」だけではなく、強く「思う」、良いイメージを具体的に持って「本気」になってください。

 脳科学や遺伝子工学が進歩し、人間の脳や身体、心の仕組みが解析されつつあります。人は日常、脳の5%しか使っていない、残りの95%は使うことなく生涯を終えているそうです。自分の中にある能力のほとんどを使わずに、そして気づくことなく・・・

 「未だ、見たことのなかった自分を目指しなさい。心は熱く、一生に一度くらい、本気でやってみなさい。必ず達成します。運命をつくりなさい。」これは、自分を見くびらず、『未見の我』=自分の潜在能力を信じて、「本気」で取り組むことの大切さを解いた吉田松陰の言葉です。

本気ですれば 大抵のことはできます。

本気ですれば 何でも面白くなります。

本気でしていると 誰かが助けてくれます。

 そしてその先には、確かな成長を実感できる自分がいるはずです。

 私たち川之江高校教職員は、全力で皆さんを支え、希望の道へと導いていきます。学び続ける同志として、ともに研鑽をつみ、ともに向上を目指しましょう。

 最後になりましたが、保護者の皆様、本日は、お子様の御入学、誠におめでとうございます。これからの3年間は人生の中でも一番多感な時期であり、夢と希望を抱き、自分自身を見つめてこれから進むべき道を模索する大切な時期です。御家庭と学校が、子どもたちの成長を心から願う協働のパートナーとして力を合わせて進んでまいりましょう。

 文武両道の教育方針に沿った本校の教育活動に御理解をいただき、御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。


 

令和2年4月8日 令和2年度1学期始業式 式辞

 おはようございます。今日から2020年・令和2年度が始まりました。

 本来なら、東京2020オリンピック・パラリンピックを目前に控え、日本中が盛り上がっているはずだった2020年ですが、新型コロナウィルスの全世界での爆発的な感染拡大によって、1年延期されるという事態となりました。また、国内も首都圏等感染拡大地域には非常事態宣言が出され、学校教育にも大きな影響を及ぼしています。

 ここ愛媛県も、昨年度末の臨時休校から1か月余りが経過しました。春休みに入って、部活動の自粛が条件付きで解除され、今日の始業式や午後の入学式がほぼ例年通りに行えるものの、まだまだ影響は大きく、感染拡大地域はもちろん多くの地域で、GW明けまで臨時休校の状態が続くと報道されています。

 幸い、四国中央市では感染者が確認されていませんが、感染リスクは「ゼロ」ではありません。ここ数日においても愛媛県東予・中予・南予で新たな感染者が確認され、学校再開の新年度のスタートが順調とは言えない状況があります。一人一人が「正しく恐れる」というスタンスで冷静に、衛生管理意識を持って生活してほしいと思います。

 さて、21世紀は、「予測が困難な時代」「答えのない時代」などと言われますが、これからの時代を生きる皆さんには、自分の頭でよく考え、判断し、表現する・実行する力が求められます。今回のような異例の事態をも乗り切る「対応力・応用力」が望まれます。

 全世界的に対応力が試されることになる令和2年度のスタートに当たり、皆さんが充実した高校生活を過ごすために、特に大切にして欲しいことを伝えます。

 それは、「何事にも本気で主体的に取り組んで欲しい」ということです。主体的とは、自分の意志で自発的に、能動的に行動することです。勉強はもちろん、部活動や学校行事、その他あらゆることに、本気で取り組み、何をすべきかを自分の頭で考え、判断し、責任を持って行動してください。

 皆さんは、主体的に取り組もうとする姿勢や資質、即ち主体性をすでに持っていると、私は思っています。ただ、その主体性を充分に発揮できていない人はいるかもしれません。

 言われたまま、義務感で取り組むのと違って、本気で、主体的に取り組めば、そこにやりがいを見つけたり、やり終えた時に自信がつきます。自信がつくと、また新たなことに挑戦しようとする意欲にもつながります。 

 本気ですれば 大抵のことはできます。

 本気ですれば 何でも面白くなります。

 本気でしていると 誰かが助けてくれます。

 そして、その先には、確かな成長を実感できる自分がいるはずです。

 

 まだ、着任して1週間の私ですが、先生方に恵まれた学校だなと感じています。生徒の皆さんを心から愛し、一人一人の成長を本気で支えようとしてくれています。本当に熱心な先生ばかりです。自分の可能性を信じ、先生方を信じ、まずは1学期、力強く前進していきましょう!

 この1年が、皆さんのたくましい成長につながる有意義な日々となることを心から願い、始業式の言葉とします。みんなで頑張りましょう。  


令和2年4月8日 新任式代表あいさつ 

おはようございます。

 川之江高校校長を命ぜられ、4/1に着任しました大西俊一と申します。

本当はお互いに顔が見える環境で、新任者1人1人があいさつをしたかったのですが、今日は私が代表して、着任の喜びと抱負を伝えさせてもらいます。

先ほど紹介いただいた8名、4月1日に川之江高校教職員の仲間入りをさせていただき、生徒の皆さんと対面できる今日を楽しみにしていました。

 今年度は県総体東予予選の中止、修学旅行の延期などが決定され、今後も、いろいろな場面で異例の対応が求められることが予想されます。

新型コロナウィルスについては、「正しく恐れる」という冷静なスタンスで、衛生管理を徹底して1日1日をバランスよく乗り切って行きましょう!

 生徒の皆さん一人一人の成長と希望進路の実現を心から応援し、熱心で愛情深く、川之江“愛”あふれる先生方と力を合わせて頑張ります。よろしくお願いします。