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　12月７日（日）、川之江高校を卒業したスペシャリストに学ぶ「川之江先輩塾10周年記念講演会」が、地域の皆さま、同窓生、生徒等、約50名の参加を得て、川之江ふれあい交流センターで開催されました。今回の講演会は、四国中央市の協力のもと、広報等で周知していただき、開催できたことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。また、同窓生でもある、四国中央市長の大西賢治様にもご来場いただきました、本当にありがとうございました。当日の講演会の様子を紹介します。

「声や脳波からわかる心の状態」東京電機大学　篠原　修二教授

　うつ病の治療では、初期の段階での気づきと早めの対応がとても大切です。声の特徴から感情の状態やうつ病の重症度を推定する技術を紹介し、頭の中で思い浮かべた言葉や音声を脳波から読み取る研究についても、少しだけご紹介します。

「社会における大学の役割」京都大学　宇田　哲也教授

　工学系研究室の普段の活動内容、大学教員としての楽しさ、やりがいを紹介し、地域や社会における大学の役割を考えます。

「四国中央市で起こりうる地震災害」千葉大学　石村　大輔准教授

　南海トラフ地震の今後30年以内の発生確率は高く、いつ起きてもおかしくない状態です。また、四国中央市には中央構造線断層帯という第一級の活断層も分布しています。地震や津波と言った現象の説明から、今後四国中央市で起こりうる地震災害に対する備えに関するお話をします。

「二洲先生と考古学」愛媛大学　吉田　広教授

　大河ドラマでも描かれている二洲先生が活躍した時代、後の考古学に連なる関心（好古）が芽生え、二洲先生も銅鐸を目にしていたようです。実は二洲先生が仕えた松平定信も、古い器物に関心を寄せた一人でした。考古学の始まりともいえる時代の様子を紹介します。