人権・同和教育講演会

2021年11月4日 16時54分
学校生活

11月4日(木)、人権・同和教育講演会を実施しました。

みんなで人権を考える会「ころん」代表の西山博先生に来校していただき、「これって、差別? ~暮らしやすい社会は身近な差別に気づくことから~」という主題で、〇×クイズをまじえながら、分かりやすくお話ししていただきました。

(講話の一部)

・思い込み、先入観、固定観念、無知等が偏見や差別を生む。正しく知ることが大切である。

・機会は誰にも平等に与えられなければいけない。

・男女雇用機会均等法も施行されており、性別による偏見や差別を払拭していかなければいけない。

・就職採用は本人の能力、適性、やる気、意欲によってのみ決められるものであり、結婚は当事者二人が決めるものである。どんな形でも身元調査に協力することは、身元調査を認めることである。

・性的少数者の人々の気持ちを考え、不愉快に思う人が1人でもいれば是正しなければいけない。

・「社会モデル」での障がい者は、社会の障害物、障壁によってその能力を発揮する機会を奪われた人たちのことであり、制約を生む社会環境を是正し、誰もが暮らしやすい社会にしていくべきである。

・「血筋幻想」は科学的根拠のないものであり、克服しなければいけない。

・「ミソロジー(女性に対する嫌悪や蔑視)」を克服しなければいけない。「男女平等指数」に関しては、日本は極めて低い。

・当たり前だと思われてきたことの中に不合理なことがたくさんある。それに気づき、合理的、科学的、客観的に判断し、一つ一つ是正していかなければいけない。

・他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。

 

講演終了後、人権委員長の柴垣さんが全校生徒を代表して御礼の言葉を述べました。