「年を重ねると1年が短く感じる」ことについて、脳科学者茂木健一郎さんは講演会で「経験の少ない子供は日々九九や漢字を覚えるなど、様々なことにチャレンジするため日々ワクワクし好奇心持てるが、年を重ねると経験が邪魔をして結果を想像するため行動に移さない。従って結局何も残らないから1年が短く感じる。」と話したそうです。
茂木さんのお話を聞いて、先生御自身も記憶に残る日々を過ごすために、一念発起して習字に取り組まれたそうです。始めるとだんだん面白くなり、これまで気付かなかったこと(学校の廊下の展示の書やひらがなど)に目が行くようになったことから、「おもしろいから一生懸命するのではない。一生懸命するからおもしろい。」という好きな言葉を体感できたと話されました。
最後に、高校生活がスタートした一年生に向けて、新しいことに取り組むことで充実した日々を送り、お互いを高め合う人間関係を築いてほしいと話してくださいました。
私たちに与えられた1日の時間は皆同じです。その時間を充実させ、いろいろなことにチャレンジしていきましょう。