坂村真民さんの詩『必然』

2020年6月8日 15時36分
学校生活

先日、砥部町にある坂村真民記念館を訪ねると、西澤館長さんが入口正面に展示している坂村真民さんの詩『必然』を紹介してくださいました。

この詩は、坂村真民さんが毎暁重信川の河原で、石鎚連峰から昇ってくる朝日を拝んでいた体験から作られたそうです。

『必然』(坂村真民)

夜は必ず明け 光は必ず射してくる

念ずれは必ず 花は咲き

道は必ず 開いてくる

この必然の祈りに 生きよう

【西澤館長さんによると】

必然とは、「必ずそうなると決まっていること」です。夜は必ず明け、朝の光は必ず射してくるというのは、この宇宙の必然の原理なのです。コロナウィルス感染症が世界で猛威を振るい、世界で530万人が感染し、34万人を超える人が亡くないっているこの現状を見ると、多くの人が不安と恐怖の中で、毎日生きていると思います。まだまだ先は見えず、いつこの不安が解消されるのか、だれも答えてくれません。しかし、夜は必ず明けるのです。光は必ず射してくるのです。念ずれば必ず花は咲き、道は必ず開いてくるのです。坂村真民の祈りの詩でもある、この詩を読むと、大きな力が湧いてくる思いがします。

「この必然の祈りに生きよう」とは、「夜は必ず明け、光は必ず射してくる」と信じて生きてゆこうという、真民のメッセージなのです。

 

西澤館長さん、素敵なメッセージありがとうございました。坂村真民さんの言葉に力をいただき、元気づけられました。