2年学年集会
2022年5月16日 10時16分5月13日(金)、1学期中間考査が終了し、その後各学年とも「学年集会」を実施しました。
2年生の学年集会では、野村先生がお話をしてくださった後、17日の遠足についての連絡、また週末の過ごし方についてのお話がありました。
野村先生は次の2つのことについてお話くださいました。
一つは「誰かのために何かをすると幸せになれる」ということについてです。一つの実験を例にとって話をしてくださいました。「800円を自分の好きなように使えます。全部自分のものにしてもいいし、誰かに分けてあげてもかまいません。あなたならどうしますか?」という問いに対し、誰かに分けてあげた金額の平均は360円だったとのことです。すべて自分のものにするには気が引けるけれど、半分以上は自分のものにしたい、誰かのために何かをしたいという気持ちの表れであり、誰しもが自分だけの幸せを思っていないことがこの結果から分かります。
二つ目は愛媛県出身の100m平泳ぎの金メダリスト田口信教さんのお話です。ものすごく努力し、練習しているのに勝てない時に、田口さんは最終的に運が必要だと考え、その後「一日十善」を目標にトイレ掃除など友人がいやがることを率先して行ったそうです。その結果、金メダリストになることができました。日々のちょっとした行動の積み重ねが「運」という形で起こっているのではないか。同じように努力し、実力も同じ場合、ここぞという時に普段の行いが差となって表れるのではないか。そうだとすると自分のために水泳しかしない人と、普段誰かのために何かをしている人とでは結果に明らかな違いが生まれる。それは皆の学校生活でも言える。授業をしっかり受けて、友人つきあいもきちんとして、部活動と両立している人と、自分が好きな部活動しかしない人や顧問にしかあいさつしない人とではどちらが勝てるか?日々の生活を大切にしてちょっとした行動を誰かのためにできる人になってほしいと話されました。
運は偶然ではなく必然。日々のちょっとした心遣いや誰かのための行動が皆の幸せ、そして自分の幸せにつながります。ささいなことに気付ける、毎日の積み重ねを大切にしていきましょう。