12月19日(木)に、「男女共同参画社会について考える」をテーマに、人権集会を実施しました。
<人権委員会からの発表>
最初に人権委員長の森川さんと副委員長の大石さんから発表がありました。
・かつては男女で固定化されていた職業分野での男女差の縮小
・本校生徒へのアンケートの結果
・男女の役割に関する固定観念を日々見直すことの大切さ
続いて、本校の5名の教員へのインタービュー(放送部が撮影・編集)を視聴しました。
・家事や育児の夫婦間の分担の状況
・夫婦お互いについての評価とその理由
・余裕があればもっとやりたいこと
・夫婦がお互いにうまくやっていくために大切なこと
さらに、2名の外国人講師へのインタビューを視聴しました。
・日本での男女間の不平等について気づくこと
・職場での女性のハイヒール着用の強制について考えること
・医学部入試での女子受験生への差別問題について考えること
<講師によるセミナー>
四国中央市地域政策課による男女共同参画啓発事業の一環として、NPO法人ワークライフ・コラボの代表理事でキャリア・コンサルタントの堀田先生と事業コーディネーターの髙橋先生にセミナーを行っていただきました。
(セミナーの内容の一部)
・他の人の意外な発想を知ることにより、自分の考えの狭さを認識することもできる。
・今の高校生活に満足していなければ、不満足の中に改善の種がある。
・生活の中のモヤモヤに気づくことがあれば、自分の時間の使い方を見直し、自分の「こうあるべき」を考え直すとともに、自分が困っているということを周囲に伝えることも必要である。
・自分が送りたい人生について今から考え、デザイン(設計)し、より良い働き方や暮らし方につなげるために今からできることを考えることが大切である。
・自分と他人の物差し(物事のとらえ方)の違いを知るとともに、自分の意思を具体的に明確に伝え合うことによって双方向のやりとりを行うことが大切である。
・家事や育児は「チームプロジェクト」として二人が協力し合う方が、効率も関係性も良い。
・今の子どもたちの3分の2は、現在は存在しない職業に就くことになると予想されている。
・30年前、20年前、10年前、現在の女性、男性の働き方や生き方を比較しても、どんどん変容してきていることがわかる。
・これからさらに少子高齢化社会が進展し、多様な働き方が求められるようになる。
・より良いワークライフにするためには、
(1) 相手に共感できなくても理解はする。(違いを寛容に受け容れ合う)
(2) 自分の理想を言葉にできるようにする。(お互いに伝え合うことにより課題を解決することができる)
セミナーの後、生徒を代表して人権委員長の森川さんが謝辞を述べました。